セラピストでも分かる!簿記とは?

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簿記とは一言で言えば、会社の事業活動を帳簿へと記録することを言います。今回はその簿記について歴史的な変遷を踏まえて紹介したいと思います。

 

簿記の始まりはメモ書き?

簿記は帳簿記入の略だと言われておりますが、そのルーツは「簡易な備忘記録」にあります。

メモ記録からスタートした簿記ですが15世紀末から16世紀はじめの大航海時代前頃にはの相応の進歩もあり、商人は①取引の内容を忘れないように②取引の内容を間違えないように③物品の管理ができるように等、様々な目的で帳簿を作成しました。

これらの帳簿は簡単な構造の簿記ではありましたが、業種、活動範囲が実にバラエティに富んでいる商人たちは、それぞれ使いやすい帳簿を作成していました。

つまり簿記の始まりとしては、商人たちが自分の商品についての備忘のためのメモとして行われていたものであり、極簡単な売上記録と経費記録のみと言えるような内容のものでした。

簿記の発達・完成は資本主義のたまもの

資金を豊富に持つ資本家とビジネスの成功に自信をもつ事業家が存在すれば、そこには所有(資本家)と経営(事業家=経営者)の分離を基本とする資本主義の会社が誕生します。

事業家は、資本家に対して資金の運用状況とその結果獲得した儲けに対する説明責任があるわけです。資本家から今後も十分な資金の提供を受け続けるためには、十二分な説明をしなければならず、そのためには日々の事業活動の正確な記録が必要となりました。

そこで、簿記会計に対してより詳細な情報の記入(管理)が求められるようになったのです。資本家や事業家が知りたいこと、つまり、事業経費の内容は妥当か、金額的なバランスはとれているのか、今利益はいくらなのか、予定通り稼ぐことはできているのか、こうしたことは帳簿を作成しているからこそわかるのです。

資本主義の時代に、簿記は会社の売上、仕入、経費支払い等の活動記録を帳簿へと記入し、儲けを計算するための記帳技術として完成をみたのです。

簿記による数値管理が会社を支える

今日の企業の目的も投資家から資金を集めて運用し、儲け(利益)を得ることです。より大きな利益を上げるためには商品の仕入原価や諸経費といった費用の管理が大切になります。

意味のない経費を使っていないかとか各経費の支出額は妥当か、といったことを検討し、問題点を改善しなければより多くの利益はあげられません。

ポイント

今回は時代を踏まえた上で簿記について説明をしましたが、いずれの時代でも言えることが、簿記には重要な役割があるいうことです。

今日おいても同様で、簿記が果たす役割はよりいっそう高まってきていると思います。今回の記事を読んで少しでも簿記に興味をもっていただいて、簿記に触れようという方が増えたら嬉しいと思います。

 

以下今回の記事の引用元

田中利征『一番やさしく経理がわかる』(株式会社西東社、2005年)P36~37

 

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About 村瀬健吾 7 Articles
みなさま初めまして。ムラセと申します。普段は経理を担当しておりますが、なんでも自分たちでやらねばならないので記事も週1程度更新しております。手続き、税務、資金繰りなどのキーワードでセラピストの皆様に有益な情報をお届けしていきたいと考えております。コメントも喜びますのでぜひ!

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