セラピストが独立するための5つの選択肢

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仕事を長く続けている方にとって、「いつかは独立したい」と思うのは至極当然な流れです。

2016年現在、起業は男性だけのものではなくなり、女性の進出を促す動きが日本のいたるところで起こっています。
9月27日世界的インターネット企業Facebookは日本の女性起業家を支援する「#起業女子」プログラムを発表し話題になっています。

女性が多く活躍しているセラピストの世界でも独立するハードルはとても低くなりました。
自宅サロンを開業することは低い資金で叶えることができます。
大変なのは、その後スモールビジネスの起業家として継続し利益を確保していくことです。

そのためのノウハウを学べるプログラムが多く産声をあげていると言えるでしょう。

これからセラピストとして独立を考えている方やすでに開業しているが、事業の軌道修正を模索中の方のために書きました。今後の進路を考える一助にしていただければ幸いです。

ノマド式フリーセラピスト

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セラピストのうち半分はすでに独立していると言ってもいいかもしれません。
というのも鍼灸師などの治療家やヨガインストラクター、リラクゼーション系マッサージを提供するセラピストの約半分は資格を取得したのち、個人事業主として「業務委託」という形で契約を結ぶこととなるからです。

業務委託とは、会社が個人事業主に仕事のみを任せることをいいます。会社に雇われる雇用契約とは違いますので、保険や交通費の支給の有無、報酬などはその仕事内容によって決められます。ほとんどの場合、保険や交通費支給などはなく報酬のみの支払いがほとんどと聞きます。

技術を有するセラピストにとって、その技術の良し悪しで顧客様を連れてこられるかどうかが重要視されます。
このように技術で勝負する職種は業務委託で仕事を依頼することが通例になっています。

例えばプログラミングという技術を有した技術者も同じように業務委託で仕事を請け負うことが多い職種です。ホームページを個人で作れるようなプログラマーはそのままフリーのプログラマーとして活躍する方も多いです。
同じようにライターもプログラマーと同じようにパソコン一台あれば世界のどこにいても仕事ができることは一つの魅力になっていると思います。その一方で委託されていた仕事がいつなくなるかはわかりません。

しかし、仕事単位であらゆる地域に出向くことができます。新しい出会いが多くあることも忘れてほしくないと思います。
特に古今東西、あらゆる技術が存在するセラピーの業界において一つの専門技術にとどまることなく、新しい技術の習得を目指すことはセラピストにとっての最大の醍醐味の一つではないでしょうか。

例えば、SharePistで活躍中の原川洋先生はタイ古式マッサージのセラピストとして活動を始め、現在は鍼灸、あんまマッサージ指圧の医療系国家資格を取得されました。幅広い技術の習得によって顧客様の悩みや症状に今まで以上柔軟に解決策を提示できるようになったと言います。

各地のサロンと業務委託契約し、その地域にとどまることなく活躍する選択肢を「ノマド式フリーセラピスト」と呼んでいます。

ノマドとは、もともと遊牧民を指す言葉でした。
この場合はどこにいても仕事ができる人たちのことを指します。
なので顧客様を満足させる技術(サービスや接客も含む)があれば、人材を欲している治療院やサロンから重宝されます。

だから高い技術の習得によって世界をまわりながら仕事を提供している方たちの働き方を将来の選択肢とされる方もこれからさらに多くなることでしょう。

定住型自宅サロン開業セラピスト

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ノマド式とは反対の働き方をご紹介します。

自宅をサロンとして開業するパターンです。家族と過ごす自宅でセラピーを提供するわけですから、ノマド式とは違い、より多くの時間を自宅で過ごすことになります。そのような選択肢を「定住型自宅サロン開業セラピスト」と呼んでいます。

わかりやすいメリットは開業資金を押さえられることでしょう。
子供がまだ小さく自宅にいなければならないママも多いです。
また親の介護で自宅にいなければならない方にも向いています。
このように自宅にいなければならない理由がある方にとってはありがたい選択肢と言えます。

事実、子供を授かったことをきっかけに自宅でできるお仕事としてセラピストを目指した方も多いと聞きます。
気になるのは自宅を一般に公開することで防犯上の対策を考えなければならない点です。例えば予約が完了してから自宅住所を教えるなどでしょう。

また、開業資金が小さく済む分、宣伝に資金を使っていく必要も少なからずあります。
というのも、大手のリラクゼーションチェーンなどと比べ顧客様から見つけにくいのが自宅サロンの最大の難点の一つと言えます。

サロンの宣伝を集めている大手サイトは小さな広告でも3万円からというのが基本料金です。
料金が5万円、10万円ともなれば売上が大きい店舗のようには使えません。
それでも新規顧客様を獲得する方法を見つけられれば自宅サロンを続けていくことも夢ではありません。

SharePistは顧客様からの予約が入った場合のみ20%の手数料を課金する個人間セラピー予約サイトです。登録無料から始められます。この機会にぜひご参加ください。

自宅サロンというのは基本的にセラピスト本人のみの稼働です。
その分売上も一人分の稼働だけに限られます。つまりその売上の中から宣伝費も出さなければなりません。
毎月定額の宣伝ではなく、予約ごとに支払う宣伝のほうが向いているのです。

ブログに挫折しても、自撮りが苦手でも、覚えておきたい販促10種使い分け

#1【外】自宅サロン開業をお考えの方に美しいサロン100選ご紹介。

出張・訪問セラピスト

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日本が高齢者社会になりつつあることはあえて言わずともマスメディアで多く取り上げられていますね。

しかしあえてお伝えしますと去年の平成26年度に65歳以上の方が利用した国民医療費は一人当たり平均72万4,400円です*1。8年連続で国民医療費が増加傾向になのは高齢者の割合が増えたからでしょう。

それと比例するように自宅療養を必要とする患者が増えています。
これを受けて自宅療養をしている高齢者らの住居に施術者が訪問してマッサージを施すという、在宅医療マッサージのニーズが広がっています。
国も2025年までに在宅医療マッサージを拡充すると発表しています。

国が2025年までに拡充したい!在宅医療としてのマッサージ

 在宅医療を必要としている患者の自宅に出向きマッサージを行えるのは基本的には医療系国家資格を有する施術師のみに限られます。

しかし、医療系だけでは緩和されない症状をお持ちの方も多くいらっしゃいます。
なのでリラクゼーション系に属するタイ古式マッサージなども大きな需要があります。
あくまで医療系国家資格を持つ施術師なら保険が適用される、というメリットが受けられます。

しかし、保険適用以外の施術も求められています。

在宅医療を必要としている人に加え、介護を必要としている方や子供が小さくて自宅を出られない方にとって出張・訪問のセラピストはありがたい存在です。
このように顧客様のご自宅に出向き施術を行う選択肢を「出張・訪問セラピスト」と呼んでいます。

在宅医療を必要としている方は多くいます。
しかし、必ずしも医療で解決できない症状をお持ちの方も多くいます。
そういった方々にセラピーを提供できる出張・訪問セラピストが今後さらに求められていくことでしょう。

*1:厚生労働省発表 平成26年度国民医療費の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/14/index.html

治療院開業

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最も一般的なセラピストの選択肢が「治療院開業」です。

一般的なのは最も古い独立の仕方だからです。
その証拠に現在日本にある治療院*2の数は12万件とも言われています。

2016年3月時点のコンビニ7大チェーンの合計が5万2,707件です*3。
これだけ多くのコンビニがあるにも関わらず、その2倍以上の治療院が存在しているのです。
治療院を開業するには国家資格系の学業を収め、かつ治療院で働きながら技術を習得してたどり着ける選択肢です。

学び始めてから少なくとも5年はかかる治療院開業だけに、これだけの数が開業されている事実から古くから存在する選択肢だということがわかります。もちろん、治療院と言っても店舗展開している事業者もいますのが、それでも驚異的な数と言えます。

ちなみに、治療院開業は一般的に店舗用にスペースを準備して行う選択肢で、自宅スペースとは異なることから自宅サロン開業セラピストと区分けしています。

*2:BEST治療院100選 http://bestchiryoin100.jp/

治療院とは、 柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得し、開業している接骨、整骨院、鍼灸院、マッサージ院、在宅マッサージ等を指しております。整体院、リラクゼーション等は含みません。

*3:都道府県市区町村 http://uub.jp/47/

フランチャイズ式サロン開業

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独立をきちんと経営するということとして捉えている方にとってフランチャイズは検討すべき選択肢でしょう。

フランチャイズとは、店舗運営に必要なノウハウを提供する本部にロイヤルティ(契約料)を支払うことによって店舗を運営することが出来るようにするシステムのことです。

例えば、セブンイレブンは店舗を運営するためフランチャイズオーナーを募集しています。
土地を持っている人や資金を持っている人、全く経験がない人など様々な方がいますが、ある程度の条件をクリアすれば一般の方でもセブンイレブンのオーナーになることができます。まさに一国一城の主となるわけです。

他にもTSUTAYAや筆者の育った名古屋で最も有名なコメダコーヒーなどもフランチャイズを取り入れて成長してきました。一流企業の確立された経営ノウハウをそのまま使えるというのは成功の確率を上げられると言えます。

その一方で必ずしも成功するわけではありません。
店舗運営は立地のよさ、ニーズの有無、人材の確保など非常に多岐にわたることをクリアしなければ利益を出せません。

例えそれらがすべてうまくいっていても本部の経営自体が安全というわけではなく、本部自体がなくなってしまう恐れもあるわけです。

しかし、鍼灸治療院を始め、リラクゼーションサロンなどフランチャイズ展開を進める企業は非常に多いです。
それは日本人がセラピーを必要としているからでしょう。
日本人の15人に1人がうつ病になると言われる今の社会でストレスを軽減するというニーズは高いです。
旅行や医薬品などと共にセラピーやリラクゼーションを提供する事業者の価値は高まり続けていると言えます。

なので技術者としての独立を目指すのではなく経営者としての独立を意識している方にとってはオススメの選択肢です。
人を育てること、資金を豊富に持っている、税務などの知識にも強いなど店舗を経営していくのに向いていると考えている方はぜひチャレンジしてほしいと思います。

もちろん集客やマネジメントに不安が残る方にとってもフランチャイズ式サロン開業はおすすめです。
むしろ、フランチャイズは一つの店舗ではできないようなメリットがあります。
大手フランチャイズに加盟することで宣伝や広告など集客に資金を投下したりできるのは大きなメリットです。
その分納めなければならない契約金も大きいですが、全てを自分たちでやるよりもリスクを抑えられるでしょう。

セラピストのみなさんが独立後ご活躍されることを願っております。

いかがでしたでしょうか。独立後のイメージを持たれている方もそうでない方も、違う選択肢について知っておくことは後々役立つことがあるのではないでしょうか。

希望を持って独立したものの、うまくいかないことも多いです。
時には違う選択肢を取ることも生きていく上で必要なことだと考えます。
技術者はいつの時代も重宝されます。

特に高齢者の割合が人口の50%を超えるといわれている日本では需要がなくなるとは考えられません。
むしろ、海外から高い技術者が移住してくる可能性もあると考えています。

競争は激しいですが、需要が増加しているのも事実です。
働き方を柔軟にシフトする上で参考にしていただけたら幸いです。

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Takeru Yamamoto
About Takeru Yamamoto 27 Articles
初めまして。SharePistの山本です。SharePistを「一人でも多くの現代人に理想のセラピー」を発見するツールとして使っていただくために日夜邁進しております。タイへの旅行をきっかけに、日本の現代人はもっと多くのマッサージやセラピーを受けるべきだ!と思ったところから当サイトはスタートいたしました。普段はセラピストの方のサポートや、記事の投稿を担当しております。今後、さらに多くの現代人が理想のセラピーを探せるお手伝いができるよう努力いたします!

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